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わらい仏(阿弥陀三尊磨崖仏)。蓮台を持つ観音菩薩と合掌する勢至菩薩を従えた阿弥陀仏
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大門仏谷(如来形大磨崖仏) 石仏の高さは2.8m。花崗岩に半肉彫りされた当尾最大の磨崖仏
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薮の中三尊 舟形の光背を彫り、中央に地蔵と十一面観音、向かって左に阿弥陀を配する珍しい配置の石仏
古くから寺院が営まれた当尾には、磨崖仏や石仏が数多く残されている。すべてを見るには時間もかかるが、浄瑠璃寺と岩船寺を結ぶ約2kmの道を歩くだけでもさまざまな石の仏に出合える。浄瑠璃寺からたどると、ひょろっとした形の「あたご灯籠」、ほほえんだような表情がユニークな「笑い仏」、岩肌に刻まれた「不動明王磨崖仏」などが次々に現れる。鎌倉期のものが多い。下りになるので、岩船寺からスタートするのがおすすめ。