銀が発見されたのは約1200年前と伝えられる生野銀山。織田・豊臣・徳川の直轄を経て明治政府初の官営鉱山となり、日本の近代化に貢献した大鉱山だ。近年には、経済産業省「近代化産業遺産」の構成遺産や文化庁「日本遺産」の構成文化財の一部にも認定。総延長350km以上、深さ約880mに及ぶ坑道の一部を公開した施設の敷地内には、生野鉱物館や鉱山資料館、吹屋資料館、レストハウス、食堂なども揃う。約1kmの観光坑道は、車椅子やペットの入場も可能で、近代技術による採掘状況や岩肌の生々しいノミ跡、銀鉱脈跡などが間近に見学できる。
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