玉簾の瀧・飛烟の瀧
天成園の敷地内にあり、自由に見学できる。手前が「飛烟の瀧」、その奥が「玉簾の瀧」。大正12年(1923)の関東大震災の折に土砂で埋もれ、昭和になって掘り出されたが、飛烟の瀧は渇水。現在見られるのは、人工的に復元されたものだ。玉簾の瀧から流れ出す水は箱根外輪山の伏流水。不老長寿の水ともいわれる。玉簾の滝上には、縁結びの神で知られる九頭竜神が祀られる箱根神社の分社「玉簾神社」がある。
- 「塔ノ沢駅」から徒歩11分/「箱根湯本駅」から徒歩16分
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天成園の敷地内にあり、自由に見学できる。手前が「飛烟の瀧」、その奥が「玉簾の瀧」。大正12年(1923)の関東大震災の折に土砂で埋もれ、昭和になって掘り出されたが、飛烟の瀧は渇水。現在見られるのは、人工的に復元されたものだ。玉簾の瀧から流れ出す水は箱根外輪山の伏流水。不老長寿の水ともいわれる。玉簾の滝上には、縁結びの神で知られる九頭竜神が祀られる箱根神社の分社「玉簾神社」がある。
箱根火山の最後の活動で誕生した山。箱根火山の中央火口丘の一つで、下から見上げると丸みをもった穏やかな山容だ。標高はそれ程高くないが、山頂付近は風が強く、灌木や笹に覆われた茅戸[かやと]状態。展望台もあり、芦ノ湖をはじめ箱根外輪山、富士山、駿河湾などが見渡せる。山頂からは北にそびえる神山[かみやま]を経て、早雲山に至るハイキングコースもある。富士山を仰ぎ見ながら、ブナやアセビ、ヒメシャラなどが茂る散策道を行く約2時間のコース。ロープウェーを利用し、車窓の景色を楽しみながら手軽に山頂を目指すのもよい。
周囲500mの小さな池で、背後に駒ケ岳を控え樹木に囲まれて深い緑色の水を湛える。湯治に訪れていた男が娘に身を変えた大蛇との約束を破り、池の中に引きずり込まれ命を落としたという伝説が残る。この池から先は鎌倉時代の箱根越えの難所で、極楽浄土と地獄の分かれ道といわれていたという。このため、周辺には旅人が道中の無事を祈ったという石仏が多く残されている。
三菱財閥の岩崎小彌太男爵別邸跡で、広大な庭園に84品種約3000株ものツツジが咲き誇る。男爵が別邸を建築する際に収集し植えられた庭園のツツジは、令和4年(2022年)に後世に残すべき植物遺産として「日本植物園協会ナショナルコレクション」に認定された。別邸時代から現在に至るまで受け継がれている庭園から臨む芦ノ湖の絶景や、富士山も魅力。
芦ノ湖西岸の尾根沿いを歩く健脚向きのハイキングコースがある。箱根町~芦川入口~外輪山周回歩道入口~海の平~山伏峠~三国山~湖尻峠~桃源台のコースタイムは徒歩約5時間30分。
元箱根から恩賜箱根公園まで約500m続く、箱根旧街道の杉並木。約400本もの杉が連なり、夏の強い日差しや冬の寒風から旅人を守った。樹齢は370年ほどで、なかには幹回り4mの大木も。滝廉太郎の『箱根八里』に「昼なお暗き」と歌われた。杉並木の間から芦ノ湖に映る、さかさ富士もみどころの一つだ。
面積約44万平方mの自然公園で、おむすび広場やファミリー広場など7つの広場がある。箱根芦ノ湖森林セラピーエリアに認定された森。
箱根登山鉄道箱根湯本駅から徒歩3分程のほたる公園では、地元の箱根ほたる愛護会の協力により、よみがえったほたるを観賞できる。
箱根と御殿場の堺にある峠。仙石に関所が置かれたころ、ここに番所があり旅人の足を止めさせたことから御留峠とよばれ、それが乙女峠に転訛したという。乙女トンネルの御殿場側から少し上ると乙女の丘展望台があり、富士山と御殿場市の眺めが素晴らしい。
湖面に富士山や外輪山の陰を落とす芦ノ湖。この湖は箱根の代表的な観光スポットの一つだ。湖上では遊覧船をはじめ、ボート遊びが楽しめ、ブラックバスなどの大物釣りにも挑戦できる。
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