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宝暦4年(1754)に建造。紅殻[べんがら]で塗ってあるため赤門とよばれている。鬼瓦には藩主であった堀家の梅鉢紋[うめばちもん]がある。江戸時代には藩主との対面所として用いられ、飯田城が廃城となった明治期からは郡役所の正門として使われた。昭和60年(1985)11月20日、飯田市有形文化財に指定。
南信州・飯田城祉の高台に立つ旅館「天空の城 三宜亭本館」の大浴場は、日帰り入浴施設としても人気。地下1300mから湧出する自家源泉は、pH9.87のアルカリ性単純温泉で、肌がつるつるする美人の湯だ。男女別のパノラマ大浴場や空中桧露天風呂からは、南アルプスの峰々や飯田市街を一望でき、ジャグジーやジェットバス、ミストサウナなども設けられている。韓国式マッサージやあかすりなどができるコーナーや、無料で利用できるリラクゼーションルームもある。
「伊那谷の自然と文化」をテーマに、自然・文化・美術の各分野による展示を行っている。自然・文化の常設展示室では、その時々のテーマに沿ったトピック展示コーナーを設け、美術部門では、飯田市出身の日本画家・菱田春草の常設展示や、企画展を行っている。プラネタリウム「天歩(tempo)」(定員90席)では、年度ごとのテーマに沿ったプログラムと合わせ、「伊那谷の自然と文化」を描くオリジナル番組を上映。敷地内には柳田國男[やなぎたくにお]の書斎「喜談書屋」を移築した柳田國男館(登録文化財)や、飯田出身の近代詩人・日夏耿之介[ひなつこうのすけ]の本宅を復元した記念館もある。
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