貫一お宮の像
尾崎紅葉の小説「金色夜叉」に登場する貫一とお宮。この2人が別れの場面を迎える海辺に、心変わりの許しを請うお宮と、それを足蹴にする貫一の姿の像が立っている。この愛憎物語の舞台は、今や恋人たちのラブスポットとなっている。
- 「熱海駅」から徒歩9分/「来宮駅」から徒歩17分
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尾崎紅葉の小説「金色夜叉」に登場する貫一とお宮。この2人が別れの場面を迎える海辺に、心変わりの許しを請うお宮と、それを足蹴にする貫一の姿の像が立っている。この愛憎物語の舞台は、今や恋人たちのラブスポットとなっている。
熱海サンビーチに隣接する親水公園の一画に造られた人気スポット。海上に大きく突き出した展望テラスで、姉妹都市イタリアを思わせるリゾートムードが漂う。潮風を感じながら散策したり、沖を走るクルーザーを眺めたりと、海辺の風情を満喫できる。「恋人の聖地」に認定されており、テラス尖端にある噴水前には恋人たちが愛を誓い合うことのできる石のモニュメントも。ライトアップされてロマンチックなムードになる夜もおすすめ。
近くの酒店で生玉子を購入すれば、蒸気で温泉玉子を作ることができる熱海の温泉スポット。
来宮駅の南にある坪内逍遙[つぼうちしょうよう]の邸宅。屋敷は大正9年(1920)に建てられたもの。逍遙は、ここでシェークスピアの全訳を完成させた。建物は木造2階建ての日本家屋。庭先には名前の由来となった2本の柿の木と書斎がある。また、100m南の海蔵寺には逍遙夫妻の眠る墓がある。双柿舎の見学には身分証明書が必要。所要1時間。
絵画・書跡・工芸など東洋美術を中心に、約3500点の収蔵品をもつ充実した美術館。収蔵品のうち国宝は、毎年2月に公開される尾形光琳筆『紅白梅図屏風』と、野々村仁清作『色絵藤花文茶壺』、古筆手鑑[てかがみ]『翰墨城[かんぼくじょう]』の3点で、国指定重要文化財は67点に及ぶ。豊臣秀吉ゆかりの黄金の茶室や能楽堂では能や狂言、各種イベントも開催。建物は熱海市街や相模灘を見下ろす眺めのよい高台に立ち、瑞雲郷と呼ばれる約23万平方mの庭園内にあって散策に格好。茶の庭にはカフェや食事処なども充実している。所要約2時間。
かつては熱海の源泉の一つであったが、大正12年(1923)に噴出が止まったため、現在では人工的に間欠泉を作り出している。昭和37年(1962)に人工的に噴出する間欠泉として整備され、熱海市の史跡に指定された。近くには湯の神を祭る湯前神社がある。
木々に囲まれて重厚な社殿が立つ。社殿の裏手にある大楠(天然記念物)は推定樹齢2100年以上で、本州1位の巨樹。樹高約26m、幹の周囲が約24mある。1周すると1年間長生きするという。オープン茶寮「報鼓」等、カフェ軽食施設などもある。
明治30年(1897)から6年間、読売新聞の「新小説」に掲載された尾崎紅葉の小説『金色夜叉』の舞台の一つとなったのが熱海の海岸。主人公の間貫一と鴫沢宮が熱海の海岸を散歩したという設定で、熱海サンビーチ沿いに立つお宮の松は、小説ゆかりの地のシンボルといえる。現在の松は2代目で、すぐそばには初代の松の幹の輪切りと、別れの場面を表現した「貫一・お宮の像」や「金色夜叉の碑」、「尾崎紅葉記念碑」がある。毎年1月半ばには、お宮の松前で「尾崎紅葉祭」が開催されている。
熱海温泉の熱海海浜公園にある温泉レジャー施設。1階の健康温浴施設には、ジェットバスや打たせ湯、ジャクジーなど11種類の多彩な浴槽を備えている。全長73m、高低差約8mのウォータースライダーや流水プール、25mプールなども揃う。2階には海を一望できる男女別の浴室とご当地グルメが楽しめるレストラン、3階には屋上プールがあり、露天風呂感覚の屋上プールからは眺望抜群だ。また、2階にはトレーニングルームもある。
熱海駅に一番近い熱海駅前振興会館1階にある小さな共同浴場。男女別にある浴場は、男湯には湯船が1つ、女湯には大人用と子供用の湯船があり、昭和の風情が漂う。湯船に引かれている温泉は、塩味が強く熱い。入浴後の肌はしっとりとし、冷え性にも効能がある。
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