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慶長14年(1609)、スペイン領フィリピン総督一行を乗せた帆船サンフランシスコ号が、メキシコに向かう途中に岩和田沖で遭難。村民の救助によって、乗員373人中317人が助かった。これを機にスペインやメキシコとの交流が始まり、その友好の証として昭和3年(1928)に建てられたのがこの記念塔。天に向かってそそり立つ高さ17mの塔は、町のシンボルになっている。また、塔が立つ高台の公園からは、御宿の町並みと海岸線を一望できる。
御宿中央海水浴場の近くにある町営のスポット。園内にはさまざまなプールがあり、全長74mのスリリングなコーナリングを滑り落ちる曲線スライダー、大きな浮輪に座って滑る川下りスライダー、9.5mの高さを一気に落ちるスピード感たっぷりの直線スライダーの3つが子供たちに大人気。全長127mの流水プールや噴水プール、幼児プールなどもあり、子供から大人まで幅広く楽しめる。
シーズン中は多くの人で賑わう。海岸全体で約800m続く白い砂浜はとてもきめ細かでサラサラ。童謡『月の沙漠』のモデルにもなった。8月には、日本最大級のビーチバレー大会が開催される。
御宿海岸をモチーフにした抒情的な名曲「月の沙漠」を作曲した加藤まさを。加藤は大正から昭和にかけて詩・画から音楽にまで活躍した早熟の天才芸術家で、晩年に御宿町で暮らした。旧宅にあったかとう愛用のバイオリンなどの楽器や机などの家具、帽子などの日用品などの遺品を展示する。外観は月の沙漠に合わせたアラビア宮殿のようにエキゾチックで、海岸の風景によく似合う。記念館から見る「月の沙漠像」の姿は絶景で、訪れた人の旅情を誘う。お土産コーナーが充実し、野外のステージではイベントも開催。
