永平寺 瑠璃聖宝閣
通用門を入って左手にある宝物館。国指定重要文化財の古文書をはじめ、歴代住職の書や美術品、工芸品などの数多くの寺宝を収蔵・展示。必見は道元禅師自筆の国宝『普勧坐禅儀[ふかんざぜんぎ]』。宋から帰国した道元禅師が最初に著した禅の奥義についての書で、坐禅の心得や作法が説かれている。
- 福井県永平寺町
2025年12月11日 00時00分発表天気情報提供元:ウェザーニュース
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通用門を入って左手にある宝物館。国指定重要文化財の古文書をはじめ、歴代住職の書や美術品、工芸品などの数多くの寺宝を収蔵・展示。必見は道元禅師自筆の国宝『普勧坐禅儀[ふかんざぜんぎ]』。宋から帰国した道元禅師が最初に著した禅の奥義についての書で、坐禅の心得や作法が説かれている。
江戸時代中期の寛延2年(1749)に再建された永平寺で2番目に古い建造物。修行僧にとっては修行のために入山する時と、修行後に下山する時だけ通れる特別な門で、国指定重要文化財。入母屋造、銅板葺きの二重門の下層階には、仏法の守護神である多聞天、持国天、広目天、増長天の四天王の像が、上層階には五百羅漢が祀られている。
修行僧が食事や睡眠をとる生活の場であり、修行の根本となる坐禅を行う建物で、「雲堂」とも「坐禅堂」とも呼ばれる。七堂伽藍の一つで、浴室、東司[とうす](トイレ)と並ぶ三黙道場の一つでもあり、私語は厳禁だ。明治34年(1901)建築の国指定重要文化財で、僧堂中央には文殊菩薩を安置。神聖な修行の場であるだけに僧堂の中に入れるのは雲水(修行僧)のみ。