
安田栗郷《初冬之丹波路》紙本墨画淡彩・掛軸 丹波市立植野記念美術館蔵
丹波ゆかりの南画家一族・安田家の作品展
丹波市氷上町賀茂出身の南画家・安田虚心(きょしん)は同じく南画家の安田鴨波(こうは)を祖父に、安田栗郷(りっきょう)を父に持ち、3代に亘り画家として活躍した。虚心は生前、安田家ゆかりの南画作品を多数、収集・所蔵してきた。今年度、これらの作品を遺族から丹波市に寄贈してもらったことを記念して、鴨波・栗郷・虚心3代を中心に、安田一族が長年にわたり表現の高みを追い続けた作品の数々を紹介する。