
「rumination」800×1200mm/黒板、チョーク/2025
黒板アートの先駆者が描く自身の心の深淵
中島レナは黒板にチョークを使用し、風景画を主に描く黒板画家。高校生の時、教室の黒板に描いた黒板アート作品がSNS上で話題となり、著名小説家の装画に抜擢された。黒板とチョークという画材の儚さに、形を変え続けられるという豊かな可能性を感じ、その「生まれ変わり続ける力」に人の姿を重ね、ポジティブに受け入れて制作している。今展では、深く沈められた本心に辿り着くための試行錯誤を描いた。