
長尾紀壽《湯けむる裸祭―宝木争奪》1994 京都国立近代美術館蔵
出身地岡山で初の展覧会
染色家・長尾紀壽(1940-)は岡山市に生まれ、京都市立美術大学(現:京都市立芸術大学)に入学した後、型絵染作家の稲垣稔次郎に師事。西大寺会陽など祭りの風景を取り上げた作品を手がけ、1995年には沖縄へ転居、2006年まで沖縄県立芸術大学で教授を務めた。沖縄の豊年祭、闘牛、沖縄を取り巻く現状などを題材に制作をしている。出身地岡山の美術館で、初期から近作までの作品をまとめて紹介する初の展覧会。