
上:寂厳《鶴亀屏風》下:良寛《自詠長歌「わがやどは」》(部分)
倉敷ゆかりの二人の名僧
寂厳(じゃくごん)は連島宝島寺の住持であり、また良寛(りょうかん)は玉島円通寺で修業時代を過ごしており、共に倉敷ゆかりの名僧として知られている。寂厳は学問僧、良寛は詩歌人として、江戸文化において確固たる位置づけにあるが、書においても独自の世界を展開した。寂厳の実存と脱俗を打ち出した大才の書、良寛の虚空と気韻をもっぱらとする幽玄の書との対比を、真筆作品によって存分に味わうことができる展覧会である。