細江光洋《村の分教所》1952(昭和27)年 ゼラチン・シルバープリント 岐阜県美術館蔵
飛騨を内側から撮影した作品を紹介
高山出身の写真家細江光洋(1920-2003)は、変わりゆく飛騨の人々のありのままの暮らしを生涯撮り続けた。取材を通して養われた細江の記録する眼は、懐かしい風景を記憶する心の眼と重なり合い、日本の故郷「飛騨高山」のイメージを作り上げた。今展ではユネスコ世界遺産に登録されている白川郷の合掌造り集落を記録した貴重な写真をはじめ、飛騨を内側から撮影した作品を紹介する。