
奈良大学博物館 令和6年度企画展 「朝来経塚群 -祈りの考古学-」
一字一石経や土器片など142点を展示
経塚とは、経典を写経して地下に埋蔵した遺跡のこと。1985年に奈良大学が発掘調査が行った和歌山県上富田町の朝来経塚について再整理、新たな見解を加えて紹介する。朝来経塚は、7基の石室をもつ経塚と2基の一字一石経塚の「経塚群」であることが明らかになった。朝来経塚で出土した、1つの川原石に経典の1文字を書写した「一字一石経」、経塚の外容器とされる「東播系須恵器甕」及び「常滑焼大甕」の土器片なども公開。