もっと知りたい交通費精算「新幹線の料金が日によって違うのはなぜ?」〜簡単に出張旅費申請する方法とは
お出張を控えて、乗り換え案内サイトで新幹線の指定席特急料金を調べているとき、「乗る日によって金額が違うのはなぜだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。あるいは、自動券売機で新幹線の往復の切符を買ったら、行きと帰りで金額が違っていて不思議に思ったこともあるかもしれません。
本コラムでは、意外と知らない、新幹線の指定席特急料金の仕組みについてご説明します。さらに、新幹線の指定席特急料金を含む出張旅費の申請を簡単にする方法についてもご紹介します。
1. 交通費精算のときに、新幹線の指定席特急料金が違う理由

新幹線を利用する際には、自由席か指定席かを選ぶことができます。指定席の特急料金は「通常期」「閑散期」「繁忙期」で分けられていることをご存じでしたか?そのため、利用する日によって金額が異なります。
新幹線の指定席特急料金について、東京から新大阪まで「のぞみ」の普通車指定席に乗る場合を例に解説します。 (2019年12月現在)
時期 | シーズンによる料金の増減 | 指定席特急料金 | |
---|---|---|---|
通常期 | - | - | 5,810円 |
閑散期 | 1月16日〜2月末日、6月、9月、11月1日〜12月20日の期間の月〜木曜日(ただし、祝日及びその前日と振替休日を除く) | 200円引き | 5,610円 |
繁忙期 | 3月21日〜4月5日、4月28日〜5月6日、7月21日〜8月31日、12月25日〜1月10日 | 200円増し | 6,010円 |
例えば、12月19日(木)に東京から新大阪に行き、翌日の12月20日(金)に新大阪から東京に帰ってくる場合を考えてみましょう。指定席特急料金は、行き(閑散期)は5,610円ですが、帰り(通常期)は5,810円となります。
大型連休やお盆、年末年始などの繁忙期については意識していても、閑散期は知らなかったという方も多いのではないでしょうか。詳しい日付や金額は覚えておかなくても、指定席特急料金に3通りのパターンがあることを記憶にとどめておくと、出張旅費精算のときに戸惑わずに済みます。
なお、シーズン別の料金は新幹線以外の指定席特急料金にも適用されますが、自由席特急料金には適用されません。また、JR北海道内のみ、JR九州内のみを利用する場合は全ての日が通常期となります。
出典: JR東日本 きっぷあれこれ
2. スムーズな交通費精算のために、新幹線の料金で気をつけたい点
新幹線を利用する場合、出張旅費の申請では“シーズンを考慮する”必要があります。シーズンを考慮していない申請とは、どういったものでしょうか。具体例でご説明します。
1) 全て通常期の料金で申請
・新幹線料金の早見表で調べた料金をそのまま記入:早見表には通常期の料金のみが掲載されています。
・乗り換え案内で日付を指定せずに検索して記入:通常期の料金のみが表示されている場合があります。
2) 他の日付と同じ金額で申請
・過去に作成した出張旅費申請書(WordやExcelなど)をコピーして、日付だけ変えて申請
・乗り換え案内で行きの日の料金だけ調べて、帰りの日も同じ料金で申請
上記の場合、出張旅費申請書に記入した金額と実際の領収書の金額が一致しない可能性があります。新幹線の指定席特急料金の申請ミスを防ぐためには、毎回、日付を指定して検索しましょう。
3. 出張旅費申請書と交通費精算サービスの連携で、新幹線の精算処理も簡単に!
出張旅費申請書を作成する際、新幹線の指定席特急料金を行きと帰りで別々に1件ずつ調べて記入するのは手間がかかります。本来の業務ではない精算処理にかける時間は、なるべく短くしたい。そんなお悩みを解決できるのが、交通費精算サービスです。
ここでは、ワークフローシステムと連携できる交通費精算サービスの『駅探BIZ』を例に、どれだけ簡単に申請できるようになるかご紹介します。
1) お使いのワークフローシステムの出張旅費申請書から『駅探BIZ』を起動!
ワークフローシステムの出張旅費申請画面はそのままで、『駅探BIZ』を起動するためのボタンを設置できます。見慣れた帳票のフォーマットは変わらないので、迷うことなく使えます。
2) 乗車駅・下車駅・日時を指定して検索すれば、シーズン別料金は反映済み
『駅探BIZ』の画面では、乗り換え案内サイトと同様に新幹線の運賃や特急料金を検索することができます。申請者は「自由席」「指定席」「グリーン車」を選ぶだけ。「通常期」「閑散期」「繁忙期」による料金の違いを意識する必要はありません。
3) 「帳票に反映するボタン」を押すだけで転記完了!
交通費精算に関するお悩みで多いのが「乗り換え案内サイトで調べた結果を転記するのが大変なこと」。ワークフローシステムに連携できる『駅探BIZ』なら、ボタンを押すだけで検索結果を帳票に転記します。転記ミスの心配もなく、申請までの時間が大幅に短縮できます。
4. まとめ
新幹線の指定席特急料金にはシーズンによる増減があるため、乗る日によって金額が異なります。出張旅費申請のミスを防ぐためには、1件ずつ日付を考慮して申請しなくてはいけません。
「出張旅費の精算処理にかかる時間を削減したい」と思ったら、交通費精算サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。交通費精算サービスの『駅探BIZ』は、ワークフローシステムと連携できるため、今お使いの出張旅費申請書のフォーマットを変えることなく導入できるメリットがあります。検索した結果を一つ一つ転記しなくても、「帳票に反映するボタン」を押すだけで入力完了。煩雑な出張旅費の申請も、『駅探BIZ』があれば簡単です。