東京のシンボルとも言える東京スカイツリー（東京都墨田区）。開業から10年以上が経った今も、国内外からたくさんの観光客が訪れています。東京スカイツリーを楽しんだ後、その周辺で楽しめるお出かけスポットを探したい、という人もいるでしょう。そんな方々に向けて、この記事では東京スカイツリーと、そこから10分で行けるお出かけスポットをご紹介します。
東京スカイツリーについて
東京スカイツリーは、世界一高い自立式電波塔として2012年5月22日に開業しました。その高さはなんと634メートルで、2011年には世界一高いタワーとしてギネス記録に認定されています。そんな世界一高いタワーで楽しめるのが、2つの展望台からの景色です。高さ350メートルと450メートルにある2つの展望台からは、東京都心やその周辺を見下ろすことができます。このうち450メートルにある展望台にはガラスで作られた回廊があり、ハラハラドキドキの空中散歩を楽しめます。
また、タワーの中には「SKYTREE GALLERY」もあり、スカイツリーの特徴や構造などについて知ることもできます。実は東京スカイツリーには、地上デジタル放送用の電波を受信しているほか、災害時は通信や情報伝達の拠点になるなど、観光スポット以外の重要な働きもあります。SKYTREE GALLERYでは、そんな知られざる東京スカイツリーの役割を勉強することもできます。
そのほか、タワー内にはカフェやレストラン、ショップなども併設しているので、東京の街を一望しながら、食事やショッピングを楽しむこともできます。
東京スカイツリーの最寄り駅「とうきょうスカイツリー駅」「押上駅」を紹介
そんな魅力いっぱいの東京スカイツリーに行くには、電車でのアクセスが便利です。最寄り駅は、「とうきょうスカイツリー駅」と「押上駅」の2つ。それぞれどんな駅なのか、簡単にご紹介します。
とうきょうスカイツリー駅
とうきょうスカイツリー駅（東京都墨田区）は東京スカイツリーに最も近い駅で、徒歩数分でアクセスできます。また、東武スカイツリーラインの主要駅でもあり、東京都心へのアクセスも抜群。とうきょうスカイツリー駅から東京駅までは約30分、浅草駅までは約3分、上野駅まで約15分と、主要な駅に簡単にアクセスすることができます。また、千葉県の成田空港にも1時間ほどで行くことができます。さらに、とうきょうスカイツリー駅周辺には、商業施設や飲食店が数多くあり、観光客にとっても利用しやすい駅といえるでしょう。
押上駅
東京スカイツリーの最寄り駅である押上駅（東京都墨田区）は、観光客はもちろん、ビジネス客にとっても、アクセスしやすい駅です。東京メトロ半蔵門線と東武スカイツリーラインの2つの路線が乗り入れていて、東京都心へのアクセスにも便利です。たとえば、東京メトロ半蔵門線を利用すれば、渋谷や表参道、銀座などに行くことができます。また、東武スカイツリーラインを利用すれば、埼玉県方面へのアクセスも可能です。
駅周辺には商業施設や飲食店が多数あり、観光客向けのみやげもの屋もたくさんあります。徒歩圏内には観光スポットもあるため、多くの人に利用されています。
次に、東京スカイツリーを訪れた際に一緒にまわれるお出かけスポットをご紹介します。電車を使って10分で行けるスポットなので、東京スカイツリー観光に来た際にはぜひ立ち寄ってみてください。
東京スカイツリー周辺のお出かけスポット（１）とうきょうスカイツリー駅から10分で行ける観光地「浅草寺」
とうきょうスカイツリー駅から10分以内で行ける駅のうち、乗り換え0回の駅は浅草駅（東武スカイツリーライン・都営地下鉄浅草線・東京メトロ銀座線・つくばエクスプレス）、曳舟駅、東向島駅、鐘ケ淵駅、堀切駅の5駅です。また、乗換1回の駅は田原駅の1駅です。その中から今回は浅草駅周辺のお出かけスポットとして、浅草寺（せんそうじ）をご紹介します。
浅草寺
浅草寺（東京都台東区浅草）は、東京を代表する観光名所の一つで、1400年近い歴史のある仏教寺院です。
浅草寺は江戸時代から多くの参詣者が訪れていますが、現在では国内はもちろん、海外からも多くの観光客を迎え入れています。浅草寺といえば、「雷門」が有名ですが、宝蔵門、本堂、五重塔など、歴史のある建物がたくさんあります。また、境内の商店街「仲見世（なかみせ）通り」は、いつも多くの観光客でにぎわっています。
浅草寺はアクセスしやすい場所にあり、東武スカイツリーライン、都営地下鉄浅草線、東京メトロ銀座線、つくばエクスプレス「浅草駅」から徒歩で約5分です。とうきょうスカイツリー駅からは電車と徒歩をあわせても10分以内で到着します。そのほか、都バスや路線バスも多数運行されていて、交通アクセスが良好です。
東京スカイツリー駅から10分で行ける駅一覧
東京スカイツリー周辺のお出かけスポット（２）押上駅から10分で行ける観光地「清澄庭園」
押上駅から10分以内で行ける駅は、錦糸町駅、本所吾妻橋駅、京成曳舟駅、曳舟駅、浅草（東武・都営・メトロ）駅、住吉（東京）駅、八広駅、蔵前駅、四ツ木駅、浅草橋駅、京成立石駅、清澄白河駅、青砥駅、北千住駅、東日本橋駅、京成小岩駅、京成高砂駅、水天宮前駅、人形町駅の19駅です。いずれも押上駅からは乗り換え0回で行けます。その中から今回は清澄白河駅周辺のお出かけスポットとして、清澄庭園（きよすみていえん）をご紹介します。
押上駅から10分で行ける駅一覧
清澄庭園
清澄庭園は東京都江東区にある日本庭園で、東京都が保有する9庭園の1つです。三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎が明治時代にこの土地を買い取り、貴賓を招いたり社員を慰安したりすることを目的に、庭園を造らせたと言われています。
清澄庭園は、「回遊式林泉庭園」といって、大泉水の周りを歩きながら庭園の景色が楽しめる造りになっています。庭園内の各所には、日本全国から集められた名石が配置されていて、別名「名石の庭」とも呼ばれています。四季折々の自然を楽しむことができ、桜や紅葉はもちろん、夏には花菖蒲祭りや七夕飾りなどのイベントもあるため、年間を通して多くの観光客が訪れています。清澄庭園へのアクセスは、都営大江戸線、東京メトロ半蔵門線の「清澄白河駅」から徒歩約3分で、押上駅からは乗車時間を含めても約10分で到着します。そのほか、都バスの路線も多数運行されているため、アクセスがとても便利です。
今回は、東京スカイツリーの最寄り駅と、そこから10分で行ける駅周辺のお出かけスポットとして、「浅草寺」と「清澄庭園」をご紹介しました。どちらのスポットも東京スカイツリーからのアクセスが抜群なので、ぜひ足をのばしてみてはいかがでしょうか。
