切手買取方法には、「出張」「宅配」「持ち込み」がありますが、それぞれの流れや査定のやり方に違いがあります。
また、こういった買取方法の特徴から依頼する買取業者を選びたいという人も多いはずです。
この記事では切手買取の流れややり方を方法別に徹底解説し、切手買取で起こりがちなトラブルの対策も合わせてご紹介します。
切手買取の業者を選ぶ
- 切手の買取方法
- 買取金額
- 信頼度
- サービス・システム・キャンペーン
切手の買取方法は「店頭」「出張」「宅配」「金券ショップ」といった方法があり、それぞれの特徴によって買取金額が大きく異なります。
店頭買取は即日現金化できることがメリットであり、出張買取は切手の点数が多い方におすすめです。
宅配買取は査定から現金化までに時間がかかってしまいますが、全国どなたでも切手を専門に扱う買取店へ依頼でき、販売ルートが多いため適正な切手の価値の値段を付けてくれる可能性が高いというメリットが特徴です。
また、信頼度の高さ、サービス・システム・キャンペーンの充実度も買取業者選びで重視したいポイントになります。
以下の記事で切手買取業者の選び方を徹底解説しているので、記事の内容を参考に、まずは買取を依頼する業者を選ぶところから始めましょう。
【出張買取】申し込みから切手買取までの流れ
出張買取とは、査定員が自宅へ訪問し、ほとんどの場合査定~査定額の受け渡しまでが1日で完結する買取方法です。
買取成立した切手はそのまま査定員が持ち帰り、当日に現金を受け取ることができます。
査定したい切手の枚数が多い人や、即日現金化を希望する人におすすめの買取方法です。
切手に関する専門知識と買取実績が豊富な査定員が自宅へ訪問するので、価値のある切手を適正に評価してくれます。
リサイクルショップや金券ショップへの持込と比較して、高価買取の可能性が高く、安心して査定を任せることができます。
しかし、自宅へ査定員を招くことになるので、査定には立ち合いが必須となり、スケジュールを調整する必要があります。
また、査定額に納得できなかった場合は、対面で買取を断りづらいという点がデメリットとしてあげられます。
出張買取は、予約申し込みと事前準備を済ませて査定員が訪問する当日を迎えます。
当日、査定内容や金額に納得出来たら売買契約を結び現金を受け取るまでが大まかな流れです。
では、出張買取の流れを詳しく見ていきましょう。
出張買取の予約申し込み
引用元:バイセル
出張買取は、自分の住んでいる地域が出張対象エリアになっている業者を選び、過去の買取件数や買取価格を公開している信頼性の高い業者へ依頼しましょう。
また、自宅へ男性の査定員が訪問することが不安な場合は、女性査定員へ依頼できる買取業者を選ぶと安心です。
公式サイトの無料査定申し込みフォームからの申し込み、又はフリーダイアルからの申し込みがあるので予約しやすい方を選びましょう。
無料査定申し込みフォームから申し込む場合は、氏名・電話番号・住所・メールアドレスを入力するだけで申し込みが完了します。
備考欄に、査定してもらいたい切手の種類を記入しておくと査定がスムーズに進みます。
特に、特別切手や中国切手、軍事切手など高価買取の対象になる切手を査定してもら場合は、発行年や購入時期まで記載すると分かりやすいです。
複数業者の査定を受けたい場合は、日にちや、同一の日なら時間をずらして予約を取っておくとスケジュールを調整しやすいです。
査定士が訪問する前に準備をしておく
大量の切手を査定する場合は仕分けを行い、バラの切手は台紙に張っておくと買取価格アップの可能性があります。
やや面倒な作業ですが、査定士が訪問する前に準備を整えておきましょう。
また、身分証明書も用意しておく必要があります。
査定士が自宅に訪問して査定をする
査定士が自宅に到着後、訪問目的や査定内容の簡単な説明があります。
質問がなければすぐに査定が開始され、切手の量によって所要時間は異なりますが約40分~1時間程度かけて丁寧に査定していきます。
査定金額に納得したら売買契約
査定額に納得したら売買契約を結びます。
売買契約には本人確認書類が必要なので、免許証・健康保険証・マイナンバー・パスポートなどいずれか1点を準備しておきましょう。
査定内容に納得できない、他の業者と査定額を比較したい場合は、一旦買取をキャンセルしてもOKです。
また、契約後にキャンセルしたい場合は、契約書を受け取った日を1日目として8日目までクーリングオフ制度を申請することができます。
期間を過ぎてしまうとクーリングオフできないので要注意です。
明細を確認して現金を受取る
明細を確認して現金を受け取ります。
買取成立した切手の枚数が多い場合は明細へ記入漏れがないか確認し、特に問題なければ現金を受け取って出張買取は終了です。
【宅配買取・郵送買取】申し込みから切手買取までの流れ
宅配買取とは切手を業者へ発送し、非対面で査定~査定結果報告、口座振込で査定額を受け取る方法です。
全国どこにお住まいの方でも買取を利用でき、店舗やスタッフにかかるコストを削減しながら販売ルートを多く持つため、買取価格に期待できることが特徴です。
また、非対面なので査定額に納得できなかった場合、買取キャンセルのしやすさが大きなメリットと言えます。
しかし、手元に現金が振込まれるまで時間がかかるので、即日で切手を現金化したい人にはおすすめできない買取方法です。
更に、査定額に納得できなかった場合は切手の返送料が自己負担となり、切手の枚数が大量で仕分けせずに送った場合は仕分け手数料がかかる業者もあるので注意してください。
宅配買取のおおまかな流れは、業者への申し込み、切手の発送、査定、査定結果報告、契約後査定額の振込みの順に進みます。
では、宅配買取の流れを詳しく見ていきましょう。
宅配買取業者に申し込み
引用元:福ちゃん
切手の宅配買取を扱っている業者の中でも、買取件数や買取価格などの実績、アフターサポートが充実している業者への依頼がおすすめです。
無料宅配キットが使える買取業者であれば大量の切手でも隙間時間で梱包でき、発送までの手間がほとんどかかりません。
また、送料や返却料も事前にチェックしましょう。
送料は無料でも、査定金額に納得できずに切手を返却してもらう場合、返却料が自己負担の業者が多いので要注意です。
時間や返送料をかけないためにも、事前にオンライン査定の活用がおすすめです。
申し込みでは、公式サイトの申し込みフォームから、名前・年代・メールアドレス・電話番号・住所を入力します。
買取希望のお品物の中から「切手」を選択し、品物の点数を入力して申し込み完了です。
その他の情報は任意の入力ですが、特別切手や中国切手、軍事切手など高価買取の対象になる切手を査定してもらう場合は、発行年や購入年数を記載しましょう。
切手を梱包して発送する
- 切手
- 身分証明書のコピー
- 買取申込書
申し込みから5日以内に宅配キットが届くので、それを使って発送準備をします。
切手の枚数が少量であれば、紙袋や封筒に切手を入れて業者へ送ってもOKです。
宅配キットを使って梱包する場合は、宅配キットと一緒に届く買取申込書を同梱する必要があります。
また、売買契約には身分証明証が必要なので、免許証・健康保険証・マイナンバーカード・パスポートなどいずれか1点のコピーも同梱します。
査定結果報告後、売買契約を結ぶタイミングで身分証明証の提示を求める業者もあります。
その場合は、宅配で同梱するものは切手と買取申込書のみでOKです。
査定
発送した切手が業者へ届いた翌日~5日以内に査定を開始します。
大量に切手を送った場合でも、仕分けされている、台紙に張ってある状態であればスムーズに査定が進みます。
業者によっては、仕分けられていなかった場合、仕分け手数料がかかることもあるので確認しておきましょう。
査定結果の連絡
業者の混み具合によって、査定結果の連絡が来るまでの時間は異なります。
多くの場合、査定を開始した翌日~5日以内には電話又はメールで連絡を予定しています。
もし、査定額に満足できなかったり、他の業者と査定額を比較したい場合は買取をキャンセルしてもOKです。
返送料が自己負担かどうか、返送にかかる金額なども必ず事前にチェックしておいてください。
金額に納得し契約が成立したら振り込み
査定額に納得したら契約に進みます。
契約には本人確認書類が必要ですが、切手の発送と本人確認書類を同梱している場合は追加で必要なものはありません。
同梱していない場合は本人確認書類を提出後、長いところだと書類の確認に最大5日程度かかることがあるので理解しておきましょう。
本人確認完了後、査定額が指定の口座に振込まれたら宅配買取は終了です。
振り込みは最短当日〜翌営業日に行われます。
【店頭買取】切手持ち込みから買取までの流れ
持ち込み買取とは、切手の買取を行っている業者へ直接切手を持込んで査定額を即日現金で受け取る方法であり、即日現金化したい人や、直接査定に関する相談・交渉をしたい人におすすめです。
しかし、切手が大量の場合は店舗までの持ち運びに労力がかかったり、査定士が必ずしも切手に関する専門的な知識を持っているとは限りません。
適正に評価してもらえないことで、本来の価値より低い価格で手放すことがないよう注意が必要です。
特に金券ショップへの持込は、切手の買取レートがあらかじめ決まっているので額面以上の買取価格になることがほとんどありません。
特別切手や中国切手、軍事切手のような高価買取の対象になる切手を持ち込む場合は、必ず切手専門買取業者へ持ち込みましょう。
持ち込み買取のおおまかな流れは、店舗へ切手を持ち込んで査定後、金額に納得出来たら売買契約し現金を受け取ります。
では、持ち込み買取の流れを詳しく見ていきましょう。
切手を揃えて店舗に行く
- 切手
- 本人確認書類(運転免許証・健康保険証・マイナンバーカード・パスポートなど)
査定額に納得して売買契約を結ぶ際に、本人確認書類が必要です。
運転免許証・健康保険証・マイナンバーカード・パスポートなどいずれか1点を忘れずに持参しましょう。
また、切手を持ち込む業者はリサイクルショップなどではなく、切手専門買取業者や切手の知識を有する査定士が在籍している業者がおすすめです。
リサイクルショップで切手の知識を持たない査定員が評価を付けなかった切手でも、目利きの査定員が査定すると価値が付く場合があります。
高価買取可能な切手を本来の価値より低い価格で手放すのは非常にもったいないことですから、持ち込む業者は慎重に選びましょう。
査定
店舗の混雑状況や持ち込む切手の量によって査定にかかる時間は異なりますが、約20分~40分程度で査定が完了します。
金額に納得できたら売買契約
査定額に納得できた場合は、売買契約に進みます。
査定額に納得できなかった、複数店舗に査定に出したい場合は、契約前であれば買取キャンセルが可能です。
一旦保留して切手を持ち帰るか、別の買取店に持っていきましょう。
明細を確認して現金を受取る
明細を確認して現金を受け取ります。
切手の枚数が多い場合、明細に記入漏れなどがないかよく確認してから帰宅しましょう。
切手買取の際のトラブルを防ぐコツ
切手買取の際によくあるトラブルに買い叩きがあります。
また、業者へ依頼する前にキャンセルの可否や条件を把握する、宅配買取の場合は送料と返送料をチェックするとトラブルを回避することができます。
では、切手買取の際のトラブルを防ぐコツを詳しく見ていきましょう。
宅配買取の場合送料と返送料をチェックしておく
宅配買取は送料無料でも、買取キャンセル時の返送料が自己負担の業者があります。
住んでいる地域や切手の量によって、査定額よりも返送料の方が高くつく場合があるので要注意です。
宅配買取を依頼する際は、送料や返却時の返送料が無料などサポート・アフターサービスが充実した業者へ依頼しましょう。
買取価格表を調べて買い叩きを防止
本来の価値より大幅に低い金額で切手を手放す「買い叩き」の被害に合わないように、査定に出す切手の相場をあらかじめ把握しておくことが重要です。
LINE査定などを活用することで簡単に切手の相場を把握することができます。
調べた相場をもとに、あまりにも低すぎる査定額を提示された場合は、別の買取業者へ査定を依頼しましょう。
キャンセルの可否や条件を把握しておく
キャンセルの可否や条件を把握しておくこともトラブル回避につながります。
どんな買取方法でも、査定額に納得できなかった場合、契約前であれば買取キャンセルが可能です。
「契約後はキャンセルできない」と説明される場合がほとんどですが、出張買取はクーリングオフ制度を利用することができるので覚えておきましょう。
店頭買取でも、稀に条件次第で契約後のキャンセルが可能な場合があるので契約書面をよく確認しましょう。
まとめ
ここまで、切手買取の「出張」「宅配」「持ち込み」3つの方法の流れや査定のやり方を解説してきました。
目的や買取に求めるサービスによって、適した買取方法は異なります。
また、切手買取で起こりがちなトラブルの対策もご紹介しているので、これから切手買取の予定がある人は事前に確認してから業者への依頼をおすすめします。