明治31年(1898)建設のカブトビール醸造工場跡。約240万丁のレンガを使い、現存するレンガ建築としては日本最大規模を誇る。レンガ造りのビール工場の遺構は現存数が極めて少ないため、貴重な建造物となっている。カフェブリックでは、生カブトビールを味わうことができる。夜には建物のライトアップ(時間:日没~22時)が幻想的だ。国の登録有形文化財、近代化産業遺産に登録されている。
江戸時代、半田から江戸へと特産の酒や酢を運ぶために造られた半田運河の情景は、往時の面影を今に伝えている。周辺には体験型博物館「ミツカンミュージアム」や「國盛 酒の文化館」がある。重要文化財の小栗家住宅では醸造品の販売、週末はカフェも営業。
弘化元年(1844)創業の造り酒屋。館内は酒造りの伝統を今に伝える資料館になっていて、酒の貯蔵に使った大桶、蒸した米を切り出すときに使われた分司などの道具を展示。現代までの酒造りの変遷を知ることができる。映像は日本語以外に、英語版もあり。酒造りの工程をジオラマで紹介するコーナーのほか、酒を試飲できる試飲コーナーもあり。所要40分。