明智光秀が織田信長の命を受けて、天正7年(1579)に築城した。現在の天守閣は昭和61年(1986)に再建されたもので、内部は明智光秀や福知山城、城下町に関する資料を展示している。野面積みの石垣は、築城当時のまま。近隣寺院からかき集めた五輪塔なども転用されている。
酒造業、廻船業、糸問屋など幅広く商売をする一方で、宮津藩の財政や町政にも深く関わっていた豪商の屋敷。美しい白壁の風格ある建物で、茶室や座視観賞式庭園もある。主屋は外壁・柱や垂木を壁土や漆喰で塗り込めた大壁造りを用いて、徹底した防火構造になっている。カフェを併設し、“楽しめる文化財”として音楽ライブや踊り披露会など各種発表会や講演会などの会場、フォトウェディングや七五三、各種撮影会等にも利用できる。
伊勢神宮に遷るまでに全国を転々とした天照大神の最初の鎮座地と伝わる神社。茅葺で神明造りの本殿、杉の木の皮を剥がずに丸太のままで作った「黒木の鳥居」など古来からの簡素で素朴な建築様式をそのまま今に伝えている数少ない神社。特に、この境内をとり囲む巨木やうっそうとした天然の深い杜には、自然の中に神々を感じた、昔のままの神社の佇まいが残されている。西参堂には一願成就の信仰がある日室ケ岳遥拝所があり。日室ケ岳は神霊が降臨されたという禁足の聖地で夏至には太陽が頂上に沈む。