倭姫宮
倉田山の一角にある、内宮の別宮の一つ。天照大御神のご鎮座の地を伊勢と定めた、倭姫命[やまとひめのみこと]を祀る。創建は大正12年(1923)と新しく、うっそうとした森の中に神明造の社殿がひっそりと立つ。
- 「宇治山田駅」から徒歩15分/「五十鈴川駅」から徒歩19分
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倉田山の一角にある、内宮の別宮の一つ。天照大御神のご鎮座の地を伊勢と定めた、倭姫命[やまとひめのみこと]を祀る。創建は大正12年(1923)と新しく、うっそうとした森の中に神明造の社殿がひっそりと立つ。
豊受大御神の荒御魂[あらみたま]を祀る、外宮の第一別宮。土宮の前の石段を登った山の中腹にある。荒御魂は、積極的で活動的な御魂。地元では新しいことに挑戦するときなどに参ると良いといわれる。明治以前は高宮とも書かれていた。
外宮の中心。衣食住の守護神である豊受大御神を祀る。御垣内には四丈殿[よじょうでん]、東宝殿[とうほうでん]、西宝殿[さいほうでん]、御饌殿[みけでん]、外幣殿[げへいでん]などがあり、4重の垣根に囲まれた正殿[しょうでん]に御祭神が鎮座。一般の参拝は外玉垣南御門の前から。最初に2度最敬礼をしたのち、2度拍手を打ち、最後にもう一度最敬礼をするのが正しい参り方だ。板垣南御門内での撮影は禁止。
海の神様として知られる、四国の金比羅さんの分社。樋の山の頂上に位置し、鳥羽湾を一望。春は桜の名所として大勢の人が訪れる。
外宮正宮から御池を渡って左手に立つのが風の神を祀る風宮。ここの神は鎌倉時代の元寇の際、神風を起こした功績により、末社から別宮に昇格したと伝えられている。風雨の災いを免れ、五穀豊穣をもたらす農業の神としても信仰が厚い。
内宮と倉田山の間に立つ、内宮の別宮。杉の木立が続く参道を行くと、月読宮、月読荒御魂宮[つきよみあらみたまのみや]、伊佐奈岐宮[いざなぎのみや]、伊佐奈弥宮[いざなみのみや]の4宮が横一列に並んでいる。主宮の月読宮はひとまわり大きく、天照大御神の弟神である月読尊[つきよみのみこと]を祀る。
入母屋造の建物で、神楽の奉奏やお供えの奉納、祈祷などが行われる。一角にはお守りやお神札を授ける神札授与所もある。
天孫降臨の際、道案内役を務めた猿田彦大神を祀る神社。万時良い方へ導く、「みちひらきの大神」として広く崇敬されている。方位除け、交通安全などの御神徳がある。毎年5月5日には豊作を祈願する御田祭[おみた]が行われる。
桜の名所として知られる、樋の山の麓に位置。九鬼嘉隆の菩提を弔うため、息子の守隆が慶長12年(1607)に改築したと伝えられている。家紋の七曜星と左三巴が記された本堂のガラスや棟、屋根瓦などから、九鬼家との縁の深さがうかがえる。薬師堂の鰐口や境内の石燈籠は鳥羽市の指定文化財となっている。
御池に架かる亀石を渡った右手にある別宮。外宮宮域の地主の神である、大土乃御祖神[おおつちのみおやのかみ]を祀る。宮川の氾濫を防ぐ、堤防守護の神としても知られる。
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