
写真提供:新潮社、Design:Kazuya Kondo
総合芸術の表現者・安部公房の全貌に迫る
今年生誕100年を迎えた安部公房(1924~1993)は、『壁』『砂の女』などの小説や「友達」などの戯曲の執筆、写真、演劇グループでの総合芸術の追究と多岐にわたる活動を行い、自明のはずの名前や身体、居場所が損なわれることで自己が揺らぐさまや、従来の規範が突如として転倒する世界を描きました。今展は初公開・初展示を含む約500点の資料により、時代の先端をとらえ続けた表現者・安部公房の全貌に迫る。