法道仙人によって開かれたという古刹。平安時代、安養尼願西(恵信僧都の姉)によって興された。この一帯は源氏物語「明石の巻」の舞台であり、深山の常行堂や明石入道といった当時の王朝趣味を堂塔のプランに採用しているのが見て取れる。現在は本堂こそなくしているものの、阿弥陀堂(常行堂)は院政時代の建築。三重塔・文殊堂とともに、国の重要文化財に指定されている。
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