歌川芳藤「有卦絵 ふ尽しの福助」 “ふ”の付く物でできた福助。眉は「筆」、目は「河豚」、口は「房」、耳は「袋」、さて鼻は…?
不思議でおもしろい浮世絵の世界
江戸時代の庶民の娯楽や情報源として人気を博した浮世絵は、その高い芸術性により世界の人々にも注目されている。今展では、その数ある浮世絵の中から、だまし絵としても親しまれる「寄せ絵」をはじめ、「上下絵」「有卦絵(うけえ)」「判じ絵」「文字絵」「影絵」など、現代人にも通じる江戸庶民の洒落とユーモアあふれる《遊び絵》の世界を紹介する。